亀山市は、新庁舎整備基本計画の策定を新型コロナウイルス感染症の兼ね合いから、2年延期した。現在、策定を予定しているのは2023年度。これにより全てのスケジュールが延期となり、30年度の開庁を目指すこととなった。
施設の在り方についても、収束後のことを想定した新しい生活様式を盛り込んでいくため、集約化なども含めてゼロベースで検討していく。
コロナ以前は、新庁舎整備基本計画等検討委員会を開き、外部委員から意見をもらいながら進めていたが、20年度以降開けていない。21年度は庁内で会議を開き、検討を行っている。今後は、庁内の意見を集約し、書面による検討委員会の開催などを視野に入れる。
建設候補地は、22年度に5カ所を選定し、23年度に1カ所に絞り込み、予定地を基本計画に盛り込む。現在のところ、亀山駅を中心とした亀山中央都市機能誘導区域内をベースに、都市機能誘導区域内で用地を確保できない場合は、区域外で整備することを検討する。
24年度以降のスケジュールは、24〜25年度に用地交渉・取得を行い、26年度に基本設計、27年度に実施設計を行う。28〜29年度で建設工事を実施する。ただし、このスケジュールで、現庁舎所在地での建て替えとなった場合は期間が短縮される。
想定される総延べ床面積は、複数の施設で行っている行政機能を一部統合した場合で8876平方b、全ての行政機能を統合した場合、1万2387平方bと試算している。
提供:
建通新聞社