小柳建設(三条市東三条1丁目21番5号 小柳卓蔵代表取締役社長)はこのほど、日本大学と長岡工業高等専門学校の合同インターンシップを実施した。
阿賀野川堤防管理作業の現場見学では、実際に刈払機を使用した作業の見学や、現場状況の報告と共有が行える自社開発のスマートフォンアプリ「All−sighte(オールサイト)」を活用した現場管理を体感。オールサイトはアプリで送信した情報をプロジェクト単位(工事、地域など)ごとにクラウドサーバに蓄積され、その情報は同一プロジェクトの作業員間で共有できるほか、Web管理画面で一元管理できるという。
作業は堤防表面の除草を行い、河川巡視・点検による状態把握を容易にするとともに、堤防異常を早期に発見できるようにするのが狙い。今回は全長38キロを管理する「R3阿賀野川堤防管理作業」の現場見学と併せ、堤防作業を行う「R3三条出張所堤防外維持管理工事」とのWeb会議の様子を見学。阿賀野川の作業現場において、学生は「手作業ではなく、機械を使っていることにびっくり。まるでラジコンのように刈払機を使って作業しているところに面白さを感じた」、アプリを活用しての現場管理には「画期的」と話し、建設業のイメージに変化を感じたようだ。一方、三条出張所堤防外維持管理工事との担当者と人員配置の打ち合わせしているリモート会議については「内勤の社員だけでなく、現場の技術者も当たり前のようにチャットや、Web会議を活用していることに驚いた」と目を細めていた。
同社では「学生目線を学ぶことができ、非常に有意義。どうしたら建設業界に興味を持ってもらえるか、今後も模索しながらインターンシッププログラムを構築していく」としている。