今年6月に千葉県八街市の市道通学路で起きた児童の死傷事故を受け、県土整備部は通学路安全緊急対策として1億円を「9月補正」に要求している。今後、危険カ所と対応案をまとめ、11月から対策に取り掛かる。
八街市の事故発生後、7月に県教委、県警を交えた協議会を開催。通学路の合同点検を7月から9月中旬にかけて実施している。
点検は2012年、同様に京都府亀岡市で起きた児童死亡事故を教訓に毎年実施しており、今回の点検では、幹線道路の抜け道になっている路線で、車両速度が上がりやすいカ所や大型車の進入が多いカ所を抽出した。
9月中旬にかけて点検後、同下旬までに対策が必要なカ所と対策案を検討する。同部道路企画課の説明では、対策の中身は歩車道を分離するガードパイプの設置が柱となりそう。9月補正後、11月から対策を実施する。
日刊建設工業新聞