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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/09/03

【群馬】前橋市が道の駅周辺道路の整備を完了へ

前橋市は新道の駅の整備に伴い、市道04−104号線などの外周道路整備に取り組んでいる。これから表層工の仕上げなどを複数件に分割して発注する。9月補正予算案で同線整備に債務負担行為を設定。2022年度を期限に、限度額を1億200万円とした。同線と交差する県道では右折レーンの設置工事を予定。分割方法や発注方法などの最終調整を経て、いずれも年度内に工事発注を行う。
アクセス道路として市が整備するのは道の駅東側と西側の2路線。東側を敷地に沿って進み、県道四ツ塚原之郷前橋線へ接続する市道04−104号線と、西側を縦断する南北道路となっている。市道04−104号線は全体で約700m。うち、国道17号(上武道路)から道の駅入り口までの約180mは国土交通省高崎河川国道事務所が担当。市が残る約520mを整備する。南北道路は延長200mとなっており、全体を市が施工することになっている。
市道04−104号線は幅員11・5m、道の駅側にのみ2・5mの歩道を設ける。舗装工とともに、歩車道の境界ブロックの設置工事を実施する。南北道路は車道部5・5mで両側に幅2・5mの歩道を設置。道の駅への進入路が1カ所となる。設計はいずれも地測設計(前橋市)が手掛けた。
これまでに各路線の整地工事を実施、県道との交差点から南北道路までの区間が施工中となっている。施工中の箇所を含め、全区間の表層工など仕上げとなる工事を年度内に発注する。9月補正予算案では22年度を期間に、限度額1億200万円の債務負担行為を設定。当初予算では1122万3000円を確保している。
工事は複数件に分割する方針で、これから具体的な工区分けについて調整する。分割後の施工内容によって発注方法を決定。調整の期間などを考慮すると11月以降の発注となりそう。各路線の舗装を仕上げ、22年11月までに通行できるよう仕上げる。
市道04−104号線と交わる県道は右折レーンの設置工事を実施。同工事の発注も市の担当で、県との調整を経て、年度内に発注する。
道の駅本体はヤマト(前橋市)と宮下工業(前橋市)のJVによる建設工事がスタート。総延べ床面積約8000uの建物整備に取り組む。駐車場やトイレ、観光案内所やレストランなどの施設が盛り込まれている。道の駅の名称もまえばし赤城に決定し、完成への期待が高まっている。