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北陸工業新聞社
2021/09/03

【富山】宿泊施設の新規誘致を/射水市道の駅新湊周辺構想/案まとまる

 射水市は2日、道の駅新湊周辺エリア基本構想案を明らかにした。市内の観光地への玄関口であり、インバウンドニーズも考慮した観光客を受け入れる基盤整備を検討する必要があるとし、宿泊施設の新規誘致を図る方針を示した。
 宿泊施設の誘致にあたっては、市有地が原則で、駐車場の確保や夜間の国道からの騒音を考慮すると、測量庭園が有力な候補地としている。 
 道の駅新湊周辺エリア(鏡宮地内)は、道の駅カモンパーク新湊に加え、新湊博物館、測量庭園、新湊農村環境改善センターが立地する。それぞれの施設が劣化や利用者の減少などの課題を抱えており、方向性や将来求められる機能などの方針について整理が行われた。策定の支援業務は、創建築事務所(高岡市野村)が担当。
 道の駅新湊は、エリア全体配置の動線を考慮し、レストラン、物販スペース、フードコート、トイレなどの全面的なレイアウト変更を行うとする。リニューアル改修工事では、基本設計において、適した手法が検討され、PFI方式の採用なども視野に入れる。
 スケジュールは、公共施設個別施設計画に沿って行われる。2022年度〜2025年度までに基本設計および実施設計、工事を予定している。概算事業費は3億4400万円。
 新湊博物館は、AR画像やVR動画デジタルコンテンツなどの導入による展示資料の充実を図る。新湊農村環境改善センターは、用途・機能および管理運営形態について、民間活力の導入を目指す。
 この基本構想案は、22日に開く、市議会産業建設常任委員会で報告される。

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