県土整備部は2021年度優良建設工事の選定作業に入った。当確ラインは過去最高の86点以上―。各発注機関に対し推薦調書の提出を求めた。早ければ9月内に最終決定する。
20年度に完成検査した予定価格500万円以上の建設現場808件を選考の対象にしている。
表彰件数は上位50件程度が目安。本紙の集計では工事成績85点の現場だけでも49件を確認しており、当確ラインは1点切り上げて86点以上に絞ったもようだ。昨年度のライン85点を上回った。
今回の選考で、86点以上は土木工事27件が該当し、最高点は90点(米子管内)だった。一方、営繕工事の最高点は85点。
今後、発注機関は86点以上の土木工事27件を中心に据え、86点を満たさなかった現場でも「特別推薦枠」(各機関2件まで)を使って推薦書を作成。今10日までに本庁に提出する。
また優良工事に合わせ、同部は「優良技術者」「若手優良技術者」の選考もそれぞれ進める。例年のスケジュールでは、月内までに最終選考を終え、追って「優良下請負業者」の選定に入る。
日刊建設工業新聞