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北陸工業新聞社
2021/09/02

【石川】債務12億円、今年度末に/中央地区新中学校整備/金沢市

 金沢市は、現在の中央小学校(長町1丁目)の校舎等を中学校仕様に改修する中央地区新中学校整備事業で、21年度9月補正予算案に事業費5800万円を計上するとともに、債務負担として12億1800万円を設定した。今年度末に工事を発注し、来年度から本格着工する方針だ。23年3月の完成を目指す。
 中学校施設への改修は、中央小の新校舎建設と小将町中(小将町)の現校舎への移転に伴い行われる。学校の規模適正化と校区が重複した通学区域を見直し、中央地区における新たな中学校として活用する。
 現在の中央小は、1987年築の校舎がRC造4階建て延べ8546平方メートル、81年築の体育館が同造3階建て延べ2207平方メートル。プールは屋上に設置されている。グラウンド面積は5200平方メートルで、全体の敷地面積は1万3136平方メートル。
 施設整備では特別教室の配置や関連設備、グラウンドなどについて必要な改修工事を行う。部活動で使用するテニスコートは、近接した場所での確保を検討している。
 改修にかかる実施設計は五井建築研究所(建築工事)、ジェーエス設備事務所(設備工事)が担当しており、委託期間は10月下旬まで。
 中央小の新校舎は、玉川町の玉川こども図書館跡地で建設が進んでおり、22年4月の供用が予定されている。

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