伊方町は、「伊方町地域博物館等整備工事設計委託業務」の優先交渉権者に新企画設計(松山市)を特定した。公募型プロポーザル方式で選定した。契約後、速やかに業務に着手し、敷地測量、地質調査、展示設計を含む基本・実施設計を行う。履行期限は2022年3月25日まで。22年度に着工し、23年度の開館を目指す。
整備基本方針では、博物館の主要機能部分(常設展示・企画展示・収蔵庫・トラックヤード・事務室・書庫など)は瀬戸農業公園内にある瀬戸農業活性化センターを改修・増築して整備することとしている。既存施設は鉄筋コンクリート造平屋約440平方b。所在地は塩成乙293他。
現在、町見郷土館など13カ所に保管されている約2万3000点におよぶ資料(民俗・歴史・考古・美術など)が適切に管理・活用されていないことから、中核となるコア施設を整備し、補助的な収蔵施設をサテライト施設として3カ所程度の既存施設に集約し、博物館をコンパクトに再編する。
提供:建通新聞社