宿毛市は、道の駅「すくもサニーサイドパーク」の再整備に向け、9月補正予算に実施設計委託料約1500万円を計上する。業務は基本設計を担当した若竹まちづくり研究所(高知市)に随意契約する見込み。2022年3月31日をめどに設計をまとめ、22年度第1四半期の工事発注を目指す。
再整備では、家族連れの誘客を目指し、キャンプやバーベキュー(BBQ)専用の区画を設ける。キャンプスペースではオートサイト4区画、フリーサイト13区画の計17区画、BBQサイトは5区画を新設し、バリアフリー化した遊歩道なども設ける。管理棟は特産品を販売するスペースや炭捨て場、トイレ、洗い場を配置する。現在5棟ある木造平屋約60平方bの売店と木造2階建て延べ180平方bのインフォメーション棟は解体する。
工事は現状の地形を生かしながら進め、BBQサイトは宿毛湾に面した広場を切り開く計画だ。
市は当初、既存建物を残した上でBBQサイトを設ける計画だったが、道の駅全体の再整備が適切だと判断し、基本設計の見直しを進めていた。基本設計段階の工事費は約2億円となっている。
敷地面積は約1万4000平方b。施工場所は坂ノ下。
提供:建通新聞社