東金市外三市町清掃組合(東金市三ヶ尻340、管理者・鹿間陸郎東金市長)による「(仮称)東金市外三市町清掃組合新ごみ処理施設建設事業」の事業計画概要書の縦覧が、8月31日に始まった。東金市上武射田地先に、処理能力125t/日(62・5t/日×2炉)のエネルギー回収型廃棄物処理施設と処理能力18t/日のマテリアルリサイクル推進施設を整備する。2024年度に着工し、28年度の供用開始を目指す。エネルギー回収型廃棄物処理施設の処理方式は、全連続燃焼方式ストーカ式焼却炉(24時間運転)。
環境クリーンセンターが供用開始から20年以上経過し、老朽化が進んでいることから、東金市、大網白里市、九十九里町の地域を対象とする新ごみ処理施設を整備する。
事業の実施区域は東金市上武射田1759ほか地先。区域面積は約3万6000u。
土地利用計画は、事業実施区域内に工場棟(エネルギー回収型廃棄物処理施設およびマテリアルリサイクル推進施設、面積約6000u)、管理棟(同約800u)、計量棟(同約300u)、ストックヤード(同約1000u)、一般持込ごみ回収所(同約1400u)の建築物と、駐車場・洗車場(同約3100u)、構内道路等(同約6900u)、調整池(同約1900u)、緑地(同約1万4600u)を配置する計画。
煙突の高さは59m。駐車場は職員駐車場60台程度と、来場者用駐車場50台程度(車いす用駐車場2台、大型バス3台分含む)を設置。調整池は容量5800立方メートルの計画。
14年度に施設整備基本構想を策定した後、新ごみ処理施設の建設候補地を選定するため、用地を公募。「東金市外三市町清掃組合新ごみ処理施設用地検討委員会」による検討を経て、17年7月に同地先を候補地として選定した。
また、19年度に基本計画を策定し、20年度には「新ごみ処理施設建設に係る環境影響評価および都市計画決定支援業務」と「新ごみ処理施設における基本設計策定業務および事業方式検討(PFI等導入可能性調査)業務」をパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―7)に委託した。業務期間は、環境影響評価・都市計画決定支援業務が24年3月29日まで、基本設計・事業方式検討業務が22年3月25日までとなっている。
事業計画概要書の縦覧については、環境影響評価の手続きの一環として実施。縦覧期間は、8月31日から環境影響評価方法書の縦覧期間の初日の前日まで。