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高崎市（富岡賢治市長）は８月31日、９月補正予算案を明らかにした。労使会館建て替えへ設計委託料２６９３万８０００円を計上、２０２２年度の債務負担行為に限度額８２０６万２０００円を設定した。総額１億９００万円で基本・実施設計および既存施設解体設計を行う。また、地質調査委託料８７１万２０００円も計上した。このほか、（仮称）豊岡新駅概略設計負担金２７８７万４０００円を22年度の債務負担行為の限度額に設定した。
労使会館（東町80−１）は現在の機能に加え、勤労者や地域住民が充実した余暇の時間を過ごせるよう、体育館機能を備えた施設に現地で建て替える。中学校の体育館と同規模程度を想定する。
既存施設はＲＣ造３階建て、延べ床面積２０１７・８９�u、敷地面積は３４３７・３４�u。内部には会議室や事務室、労働団体等事務所、ホール・ステージなどが整備されている。１９８０年の建設。２０１３年に実施した耐震診断で耐震補強または建て替えの必要性が指摘された。
（仮称）豊岡新駅は、ＪＲ信越本線の北高崎駅〜群馬八幡駅間に設置する。概略設計負担金はＪＲに対するもの。新駅整備に伴い、市は駅前広場整備や国道４０６号と主要地方道あら町下室田線の間を流れる烏川に橋長３００ｍ、幅員13ｍの（仮称）豊岡経大大橋を新設。国道18号から北進し、４０６号を経由してあら町下室田線を結ぶ豊岡縦貫道の整備も計画している。
用排水路整備事業には３６００万円を計上。内訳は雨水対策工事費３５００万円、設計委託料１００万円。くら寿司高崎店（上大類町８３９−６）北側を通る市道に排水路を整備する。高崎環状線で進めている一貫堀川雨水６号幹線排水路に接続させる。敷設する構造物や構造物の規格、施工延長などはこれから行う設計で検討する。
地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金２７４６万２０００円は、５事業者６施設に対し補助する。防災設備の整備や新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を図るための整備を行う。
このほか◇坂口・中奥平線道路改良工事費１９６６万円◇農道舗装等工事費５９０万円◇道路補修工事費７００万円◇用排水路補修工事費７００万円−などを計上。
一般会計に22億３９１８万６０００円を追加し、総額を１７０６億５７３１万５０００円とする。