日本工業経済新聞社(群馬)
2021/08/30
【群馬】県高崎土木榛名事業所が所管する西毛広域幹線道路高崎西工区の工事概要
県高崎土木事務所は西毛広域幹線道路高崎西工区のうち、榛名事業所が所管する区間を対象とした年度内発注工事の概要を明らかにした。高崎市本郷町地内で交差する主要地方道あら町下室田線の取り付け部で70mの改良工事や大型標識設置工事を9月に指名通知する。このほか、高崎市上大島町と下大島町の境付近に計画する4号ボックスカルバートの築造工事を発注する。発注時期や入札方法は検討しているところ。
あら町下室田線の取り付け部改良工事は、交差点位置から西へ約50m向かったところを起点にさらに西に向かった約70m区間が対象。設計は冨永調査事務所(高崎市)がまとめた。なお、交差点から西側へ約50mと東側に向かった約100m区間は研屋(高崎市)により改良工事中。
発注する約70m区間は、全幅約9mの現道を10・3〜14・5mに拡幅し、右折レーンも設置。舗装は置き換え工から基層工まで施工する。表層工は西毛広幹道や研屋が施工している区間の工事進捗などを踏まえ一体的に実施する。
舗装構成は◇置き換え工=山砕100−0、t85p◇下層路盤工=再生砕石40、t30p◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t10p◇基層工=粗粒度アスコン20(改質U型)、t5p◇表層工=密粒度アスコン20(改質U型)、t5p−。
工事は西毛広幹道が拝み勾配となり、あら町下室田線は西から東へ向かって下り勾配となっているため、路面の高さを西側は下げ、東側については上げる必要があることから拡幅などを含め実施している。
大型標識は、あら町下室田線交差点付近に5基新設する。工事は44号と45号に分割して発注。44号が3基、45号は2基の設置を行う。
4号ボックスは上大島町地内に現場打ちで築造する。西毛広幹道がボックスの上部を通過し、高崎市道榛名4−553号線がボックス内を通る。
内空断面4000o×3800oのボックスを延長18・2m築造する。ボックスは約200立方m、のコンクリートと約20tの鉄筋を使用し施工する。設計は冨永調査事務所が手掛けた。
西毛広幹道高崎西工区について同事業所は、高崎市道榛名6−136号線から国道406号までの約1940m区間を所管。21年度以降は5号跨道橋や7号跨道橋、(仮称)黒沢川橋梁、(仮称)さくら通り跨道橋の上部工を発注する。