コーティング加工などを手掛けるオンワード技研(能美市吉原町、川畠丈志代表取締役社長)は同市福島町地内の産業団地「福島グランパーク」で計画する新工場の建設で、現在、実施設計が最終段階にきており、9月中にも施工者選定作業に入りたい考えだ。
当初の計画によると、工場がメインとなる新社屋の建設規模はS造2階建て延べ3000〜4000平方メートルを想定。内部に会議室や食堂なども備える予定。場所は同団地南側に位置する1万3000平方メートルの敷地。設計は五井建築研究所(金沢市)が担当している。
現社屋・工場は手狭な上、老朽化が進んでおり、危険性も指摘されている。住宅地の中にあり、交通量なども多く、さらなる生産能力拡大を図るため、移転することにした。
同団地は、同市福島町地内の主要地方道金沢美川小松線と市道根上国道線の福島東交差点南東側に位置する。北陸自動車道能美根上スマートインターチェンジに近く、加賀海浜産業道路や4車線化が進む国道8号なども近接し、交通の利便性に優れている。
同社のほか、澁谷工業(金沢市)や歯愛メディカル(白山市)、石川日野自動車(金沢市)が進出。近接する福島保育園も団地内で建て替えられる。