岐阜県健康福祉部は、再整備が進む岐阜県福祉事業団・ひまわりの丘について、「第三学園」の解体を2022年度に発注する。同年度内に解体を終える計画で、これにより16年度に第1期工に着手した再編事業が完了することになる。
第三学園は、ひまわりの丘敷地内の北西に位置する。解体するのは男子宿舎と女子宿舎、管理棟、食堂棟などを含む21棟で、総延床面積は4063平方b。
男子宿舎は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ688平方b、女子宿舎は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ626平方b。管理棟は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ316平方bで、事務所や園長室などが入る。食堂棟は、鉄筋コンクリート造平屋207平方b。この他、作業棟と浴室棟、プロパン庫、渡り廊下なども壊す。施設は1973年に完成した。所在地は関市桐ケ丘3ノ2。
解体設計は、石原・大島設計事務所(可児市)が行った。
再編では、主に事業団が新しい施設の設計・工事、県が造成と古い施設を解体した。これまでに、いこい棟と事務・センター棟、なごみ棟を作った。現在は、既存の第三学園の南側で「いきいき・すまいる棟」の工事を22年2月28日の工期で進めている。
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建通新聞社