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建設新聞社
2021/08/26

【東北・岩手】大和ハウス工業が金ケ崎町にDPL新設

 大和ハウス工業(大阪市北区梅田3の3の5 芳井敬一代表取締役社長)は、岩手県金ケ崎町の岩手中部(金ケ崎)工業団地内にマルチテナント型物流施設「DPL岩手金ケ崎」の建設を計画している。
 トヨタ自動車東日本岩手工場西側に位置する同町西根森山3地内の敷地面積約3万6500平方bに新設するこの施設は、自動車関連産業や半導体、EC事業関連企業の利用需要が高まっているため計画した。
 施設はS造平屋建て、延べ約2万1600平方b。車両ごとの入出荷が可能な低床式を採用する。内部は約2700平方b〜4300平方bの6区画に分かれ、最大6テナントの入居が可能となる。現在、造成工事をNIPPOが担当しており、12月に着工、2022年9月の竣工、10月の使用開始を見込む。
 また、DPL岩手金ケ崎の新設と並行し、同施設の隣接地に工場や物流施設として利用が可能な分譲地を開発する「Dプロジェクト」を計画している。分譲地は敷地面積約1万9500平方bと約2万2600平方bの2区画。21年12月の分譲開始を見込む。
 県内にはDPL岩手花巻、北上T、Uのほか、9月に竣工予定の北上Vの4棟が建設されており、全て満床となっていることを踏まえ、今回、5棟目を開発する。
 物流業界の担い手不足や、働き方改革に伴い24年4月よりドライバーの労働時間の上限規制が適用されることなどから、物流拠点の需要がさらに増加するものと見込まれ、県内のさらなる施設開発が検討されている。

 提供:建設新聞社