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片品村は、２０２２年度以降に着手する事業として、片品ヘリポート（越本）の盛土・擁壁整備や下小川橋橋梁長寿命化修繕などを過疎地域持続的発展計画の素案に盛り込んだ。９月議会で承認された後に決定となる。詳細な事業内容は計画決定後に調整する。計画期間は25年度までの５カ年としており、村の公共施設等総合管理計画との整合性を保ちながら進めていく。
過疎地域持続的発展計画は、４月１日付で制定された過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき、過疎地域における持続可能な地域社会の形成および地域資源などを活用した地域活力のさらなる向上の実現を目指して策定されるもの。
22年度以降に着手を目指している事業として、片品ヘリポートの盛土や擁壁による整備、下小川橋の橋梁長寿命化修繕などが盛り込まれている。ただし、多くの事業は内部で検討を行っている段階。各事業で状況が違い、具体化に向けた検討を行っているものから、今後事業化を実現する可能性がある案件まで示される。
一方で、すでに事業化され着手している事業も盛り込む。細工屋橋橋梁長寿命化修繕工事や、村道鎌田・立沢線舗装維持修繕工事などとなり、今後さらなる進捗が図られそう。
計画では◇移住・定住・地域間交流の促進、人材育成◇産業の振興◇地域における情報化◇交通施設の整備、交通手段の確保◇生活環境の整備◇子育て環境の確保、高齢者等の保健および福祉の向上および推進◇医療の確保◇教育の振興◇集落の整備◇地域文化の振興等◇再生可能エネルギーの利用の推進−などを施策として掲げている。
22年度以降に事業化を目指す、建設に関係する主な項目は次のとおり。
【移住・定住・地域間交流の促進】
◇旧武尊根小学校の床補修・屋根塗装
【産業の振興】
◇尾瀬大橋公園グラウンド整備工事
◇高地トレーニング施設整備
◇花の駅・片品ボイラー入れ替え
【交通施設の整備、交通手段の確保】
◇下小川橋橋梁長寿命化修繕工事
◇村道鍛冶屋・山崎線舗装維持補修
◇戸倉・富士見下線落石防護柵設置
◇片品ヘリポート盛土・擁壁整備
◇23橋梁の定期点検
【生活環境の整備】
◇防火水槽整備（40ｔ）２基
【教育振興】
◇片品小学校体育館床補修・屋根塗装
◇教職員住宅屋根塗装工事
◇給食センター調理器更新
◇給食センターボイラー更新
◇東小川体育館床補修・屋根塗装