全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　長岡京市は、建て替えによる再整備工事を行う長岡第四小学校について、令和３年度に埋蔵文化財発掘調査、プール解体工事を先行して進めた上で、４年度から新校舎建設に着工、６年度から新体育館建設に着工し、７年度の全体完成を予定。
　基本設計によると、新校舎はＲＣ造４階建、新体育館はＲＣ造一部Ｓ造２階建で屋外通路、倉庫があり、延約８４１０�u（建築面積約４２３０�u）を予定する。主な諸室は、普通教室14室、特別支援教室５室、通級指導教室１室、特別教室（理科室、音楽室、図工室、家庭科室）、メディアセンター（図書室とＰＣ室機能を一体化し、調べ学習や発表等の様々な学習形態に対応した空間）、多目的ホール、管理諸室、給食室、放課後児童クラブ保育室、プール（25ｍ×５コース＋低学年用）等。
　新校舎は１階にメディアセンター、放課後児童クラブ、職員室、給食室など、２階に普通教室、特別支援教室、通級教室、家庭科室など、３階に普通教室、理科室、音楽室、図工室、多目的ホールなどを配置。各学年の普通教室の間に普通教室の機能を拡張し、様々な学習展開を行えるオープンスペースとして、ワークステーションを配置する。４階にはプール、太陽光発電装置などを配置。展望デッキも設ける。
　新校舎と新体育館の間は大屋根を設置した屋根付き広場とする。屋外運動における熱中症対策や雨天時にも利用可能で、地域の防災活動にも活用できるようなスペースとする。
　長岡京市友岡１丁目の敷地は約１万９０２０�u。昭和43年〜47年に建てられた校舎と体育館があり、築50年以上の建物がある老朽化施設。主な建物は▽南棟…ＲＣ造３階建、延１９７５�u▽北棟２−１…ＲＣ造３階建、延２４６�u▽北棟２−２…ＲＣ造３階建、延１７９０�u▽東棟…ＲＣ造３階建、延４８３�u▽体育館…ＲＣ造平屋建、５８５�uなど。
　現在は北側に校舎等、南西側にプールを配置しているが、再整備後は、東側の学園通に並行する格好で、南側から新校舎、屋根付き広場、新体育館を配置する。南東角に菜園、農具庫、駐輪場を配置、学園通沿いに車両出入口、スロープ、駐車場（一般用29台＋車いす使用者用１台）を配置する。新体育館の北側に倉庫、西側に屋外遊具を配置する。グラウンドは１５０ｍトラック、１００ｍ直線路、野球（両翼65ｍ）、サッカー（60ｍ×40ｍ）のスペースを確保する。
　スケジュールによると、令和３年度は、埋蔵文化財発掘調査を４年６月頃まで進めるとともに、プール解体工事を３年12月頃から着工し、４年度早々までに完了させる。
　その後、令和４年夏頃から新校舎建設に着工し、５年12月頃に完成予定。新校舎の完成後、既存校舎の解体は令和６年３月頃から９月頃に実施予定。
　令和６年夏頃から新体育館建設に着工し、７年６月頃までに完成させる予定。新体育館の完成後、既存体育館の解体は７年６月頃から12月頃に実施予定。
　外構整備は新校舎建設と同時期の令和４年夏頃から着工。７年度のグラウンド整備で全体の工事が完了する。
　基本構想及び基本・実施設計は浦辺設計（大阪市中央区）。