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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/08/23

【群馬】県企業局団地課が3団地で造成計画

県企業局団地課は計画している産業・工業団地造成事業のうち、高崎玉村SIC北地区(玉村町)の工事を年度末ごろに発注する方針を示した。約20haを複数工区に分割しての発注を検討中。いずれも一般競争入札を予定しており、2021年度でメインとなる工事はすべて発注する。21年度はこのほか、H地区(東毛)で56haの造成へ環境アセスメントに着手。3月に事業決定した千代田第三地区は22年度着工を目指して用地買収を推進する。
高崎玉村SIC北地区は、玉村町の上新田や板井の各一部を対象とした約19・6haが整備予定地。分譲面積は15・4haとなる。
造成はAからG地区までの7地区に分割して実施する。加えて調整池1・2ha、公園2カ所0・7haを計画している。区画内道路として幅員12m、800mや幅員9・5m、1130mを新設する。測量・調査・設計についてはオウギ工設(前橋市)が進めている。
当初予算には用地買収などを含めた事業費3億7000万円。22年度の債務負担として工事費10億7300万円を設定している。22年度中に工事を完了させ、23年度の分譲開始を目指す。
H地区(東毛)は事業決定前の段階で、約56haの造成を計画。20ha以上の造成を行う場合は環境アセスメントの実施が必要となるため、21年度は評価項目や調査方法などをまとめる評価方法書の策定に着手する。まとまり次第、調査を委託したい考え。
調査は23年度ごろまでかかる見通しで、順調に進めば24年度の事業決定となりそう。アセスメントと並行して、事業化に向けた検討なども進めていく。
千代田第三地区は、千代田第二工業団地の西側へ整備する。総事業費は約29億円を想定。開発面積18・5ha、分譲予定面積13・5haを予定している。オウギ工設が年度内を期限に設計を進めている。
当初予算に計上した事業費6億6500万円で用地買収を中心に実施。22〜23年度で工事を予定している。
このほか◇E地区(10ha)◇F地区(7ha)◇G地区(19ha)◇I地区(41ha)−でも団地造成を計画。いずれも事業決定前のため、位置や地域は明らかにしていない。
候補地の課題整理を地元市町村が中心になって実施中。まとまった後に事業化に向けた具体的な動きを進める。アセスメントが必要となるI地区については地元調整とともにアセスメントの実施時期についても検討することとなる。