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　愛媛県は「とべ動物園（サル・ヒヒ舎）整備工事設計（基本設計共）」を綜企画設計松山支店（松山市）に委託した。砥部町上原町にあるとべ動物園について、施設の老朽化対策の一環で来園者から特に人気の高い「サル・ヒヒ」の獣舎の建て替えとその周辺の改修を行う。２０２２年３月25日までの履行期限で作業を進め、22年度以降早期の整備に備えていく。
　サル・ヒヒ舎については、既存の鉄骨ゲージと建物を解体撤去し、それぞれ新たに放飼場（展示室兼寝室）と寝小屋などを新築する。既存のサル舎とヒヒ舎はいずれも鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋で面積がそれぞれ３３５平方�bと２７１平方�b。新設するサル舎とヒヒ舎はいずれも鉄筋コンクリート造平屋で面積がそれぞれ３７９平方�bと２８０平方�b。
　また、周辺施設について、サル舎西側の斜面に木製の観覧デッキ（２０１平方�b）を設置し、来園者が周遊できるようにする他、既存の保護棟（鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋１９６平方�b）とクモザルザル舎（同造平屋１９０平方�b）をサル・ヒヒ舎の工事期間中の仮移転先とするため必要な改修を施す。モンキータウンへのアクセス向上のためチンパンジー舎からアメリカストリート間の新たな通路（階段など）も整備する計画。
提供：建通新聞社