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建設経済新聞社
2021/08/23

【京都】里山交流研修センター整備工事設計業務プロポ エキスポら3社の設計共同体に決定

 綾部市は19日、公募型プロポーザルの里山交流研修センター整備工事設計業務について、エキスポ−中西−カイト設計共同体に優先交渉権を設定したと発表した。エキスポ−中西−カイト設計共同体は一級建築士事務所エキスポ(京都市東山区)、中西ひろむ建築設計事務所(京都市中京区)、潟Jイトアーキテクツ一級建築士事務所(大阪市中央区)の3社で構成する。
 公募型プロポには16者が参加。1次審査で3者に絞り込み、2次審査でプレゼンテーション及びヒアリングを行い、最も高い633点(800点満点)を獲得したエキスポ−中西−カイト設計共同体に優先交渉権を設定した。8月中に受注者決定・委託契約締結を行う。
 綾部市里山交流研修センターを京都府と関係市町で推進する「森の京都」の取り組みにおいて、綾部市の重点エリアと位置付ける『「森の京都」綾部西部里山交流エリア』の拠点施設として整備設計するもの。
 施設建設予定地は綾部市鍛治屋町茅倉9の敷地7074・48uで、特定用途制限地域(田園居住地区)。
 現況施設は、合計延1672・12u(建築面積1250・26u)。主な建物は、里山交流館(RC造一部W造2階建一部平屋建、延923・93u)、浴室棟(W造平屋建、79・84u)、幸喜山荘(W造2階建、延307・66u)、森もりホール(W造平屋建、延308・69u)、バーベキューサイト(S造平屋建、52・00u)。
 里山交流館は解体し、跡地に新たな建物を建設する。
 浴室棟、幸喜山荘、渡り廊下は改修及び増築が可能。
 森もりホール、バーベキューサイト、合併処理浄化槽、駐車場などは既設のまま利用する。
 新施設に求める機能は、@体験機能(食育体験の提供)(一度に20人以上が利用できる規模)Aレストラン機能(30人程度に対する飲食が提供できる機能)B就労支援機能(リモートワークの場、学生の学習の場、定住者の起業の場など幅広く利用を行うことができるコワーキング機能)(一度に10人以上が利用できる規模)C事務所機能(5人程度のスタッフが常駐できる規模)D宿直勤務用就寝機能(1人規模)E手洗い(男性用、女性用、多目的)F宿泊機能(団体客での宿泊を想定した簡易宿泊機能)(最低宿泊定員は概ね30人とし、トイレは最大宿泊人数に対応可能な規模)G視聴覚設備(15人以上利用できる規模)。構造体については制限を設けないが、外装および内装は可能な限り木質を取り入れる。
 業務期間は令和4年2月28日まで。
 委託料上限額は1708万8500円(税込)以内。
 担当は綾部市定住交流部観光交流課交流企画担当。
      ◇      
 工事費(既設建物等解体費含む)は約2億2000万円を見込む。
 工期は令和4年4月から5年3月の予定。