津幡町議会全員協議会は20日開かれ、町側は同町東荒屋の用地に新たな工業団地を整備する考えを示した。6区画程度を設ける計画で、25年度末の完成、分譲開始を目指す。
新工業団地の造成が計画されるのは、昨年に分譲を開始した大坪工業団地に隣接する県道中尾津幡線沿いの農地約4万8000平方メートル。県道森本津幡線(旧国道8号)近くに立地し、国道8号・159号津幡バイパスへも車で10分程度と、金沢、能登、富山各方面からの交通の利便性も高い。これまでに全地権者から用地取得の合意も得られている。
今後は整備予定地について、農業振興地域の除外手続きなどを進め、来年度にも町土地開発公社が代行して用地を取得する方針。町は、大坪工業団地の全4区画が成約済みか購入予約済みとなったことから、今後の企業誘致を見据え新たな工業団地に適した用地を選定していた。
このほか全協では、8月12日からの豪雨で吉倉川の護岸や農地の法面が崩壊するなどの被害があったことも報告された。復旧費1300万円は9月補正予算で対応する。