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建通新聞社
2021/08/23

【大阪】万博協会 民間パビリオンなどの出展者募集

 2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博への出展参加説明会を8月19日にオンラインで開き、企業や団体が参加、協賛するパビリオン出展やテーマ事業などへの参加メニューなどについて説明、合わせて民間パビリオンやテーマ事業パビリオンの概要、建設スケジュールなどを明らかにした。民間パビリオンの出展者は9月16日〜10月29日に募集、12月以降に決定する。各パビリオンとも工事に入るのは23年度上半期を想定。24年度中に完成させる。
 民間パビリオンは、万博のテーマに沿って自由な発想で企画・出展する参加形態で、東西のエントランス付近に出展者が自費で施設を建設する。東エントランスに5区画、西エントランスに4区画の計9区画を用意。建築条件として1区画の敷地面積約3500平方bの中に建築面積約2450平方bのパビリオンを設けるとし、高さは12b以内とするが、一定の条件を満たせば20b以内まで可能となる。
 1区画当たり1社・グループを想定して出展者を選ぶ。22年1月以降の契約締結後、各出展者が基本計画の策定や基本設計、実施設計を行い、敷地が引き渡される23年4月13日以降、工事に入る予定だ。
 8人のプロデューサーが提案するテーマに沿った展示が行われるテーマ事業パビリオンの概要も明らかになり、円形の大屋根(リング)の中央に位置し、「シグネチャーパビリオン」と呼ぶ会場内最大級の領域型パビリオンで構成。八つの建物が一体となった環境デザインを採用する。
 各パビリオンの建築デザインとして@巣穴に迷い込んだような土の中の空間をイメージした建築A漁礁を使った建築構造B曲がった木や枝分かれした木の個性を生かして支え合い美しく調和する建築C外壁の意匠に水の壁をあしらい躍動感あるいのちを表現した建築D半透明な二重膜構造と五重円環曼荼羅を採用し遊具と楽器と建築の融合となる「いのちの遊び場 クラゲ館」E変形しながら風景をゆがめる彫刻など人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体Fいのちの輝きによる共鳴を直感的に伝える体験などを提供する「共鳴するパビリオン」―などのイメージも公表された。
 テーマ事業への協賛者は随時募集。資金の他、建物・建材・機材などの施設や物品、サービスなどを提供しながらプロデューサーとのパートナーシップでパビリオンを作り上げる。22年度下半期までに基本計画を策定し、工事に着手する。
 この他の企業参加メニューには@未来社会ショーケース事業出展A会場整備参加・運営参加B催事参加、営業参加―などを挙げて募集する。

提供:建通新聞社