トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/08/20

【神奈川】藤沢市 やすらぎ荘再整備 3館集約を検討

 藤沢市は、老人福祉センターやすらぎ荘の再整備を計画しており、今後、老人福祉センター3館の施設機能の集約について検討していく考えだ。
 現在のやすらぎ荘(稲荷586)は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1808平方bで、1969年7月に開設した。大広間、会議室、和室、洋間、浴室、食堂・売店、健康相談室、機能訓練室、マッサージ室、図書コーナーなどを完備している他、敷地内に木造平屋99平方bの陶芸室、鉄骨造平屋153平方bの温室も配置している。敷地面積は7252平方b。
 開設後50年が経過、老朽化が著しく、他の老人福祉センターと比較してもバリアフリー未対応であることや、運動浴室の未設置など、機能面と設備面が課題となっている。
 再整備にあたっては、やすらぎ荘、湘南なぎさ荘、こぶし荘の老人福祉センター3館の施設機能の集約について検討を進める。こぶし荘(下土棚800ノ1)は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上2階建て延べ4937平方bで、99年5月に開設した。湘南なぎさ荘(鵠沼海岸6ノ17ノ7)は、鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ3149平方bで、91年7月に開設した。住居専用地域内の狭小地にあり、施設空調設備などの大規模設備機器が地下にある構造から、耐用年数を経過した場合の更新には費用面を含め大きな課題がある。
 現段階では、こぶし荘はそのまま存続させ、湘南なぎさ荘はやすらぎ荘との複合化を計画しているが、高齢者だけでなく、多くの市民が利用できる施設としての在り方も挙がっており、民間活用も視野に入れて検討する方針。再整備による施設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2200平方bを想定。供用開始は2027年を目指す。提供:建通新聞社