高松市は2021年度の第1回高松市自転車等駐車対策協議会を開き、22年度を初年度とする「次期高松市自転車等駐車対策総合計画」の策定に向け、課題などの協議を開始した。新たな駐輪場の整備について、長期的ビジョンに基づいて検討する考えで、次回の協議会で素案を示す見通し。
坂東和彦都市整備局長は「高松市では自動車に依存しない環境づくりを進めており、自転車の駐車対策は重要な課題。総合計画の改訂に向け、さまざまな問題を確認したい」とあいさつ。中心市街地と各鉄道駅の二つを柱にした対策を検討するとともに、JR高松駅前の駅ビル開発、大学のキャンパスや周辺にマンションの建設が予定されていることから、新たな駐輪場の整備については、長期的ビジョンに基づいて検討することを報告した。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で自転車の利用者増加も考慮する必要があることを確認した。
同市では、総合計画の改訂に向けて「自転車等駐車場および駐車場の機能強化に向けた基盤整備検討調査」に着手する。現在、事業者の選定手続きを進めている。必要な需要調査や現状の課題を整理するとともに、調査に基づいて駐車場の再整備や用途転用、管理運営手法についてPPP/PFI導入の可能性を検討する。
提供:建通新聞社