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建通新聞社(静岡)
2021/08/20

【静岡】静岡市 清水東口公園の施設撤去、8月下旬公告へ

 静岡市は、桜ケ丘病院の移転が決まった清水駅東口公園において、既存施設の解体撤去、移設などを進める。公園整備課からの委任で、清水駅周辺整備課が施設解体やモニュメント移設を制限付き一般競争入札、工種は土木一式で8月下旬に発注する。また、中高木の移植・撤去は、都市計画事務所が委任を受け、11月ごろに発注する。
 同公園は、清水区袖師町2001他にある7294平方bで、このうち北側の4900平方bを利用して桜ケ丘病院の移転が決まっている。病院工事は2021年度末にも動きだす可能性があり、市では2月中には対象エリアの更地化を図る。
 施設解体は、北東隅にある屋根付きステージや公園下の設備関連施設、園路や外周路のインターロッキング舗装、低木・芝張りなどを撤去する。
 高さ14b、直径12・8aのステンレス製の作品名「空のむこう」のモニュメントは、東静岡駅付近の静岡大橋の下側に移転、仮囲いなどして仮置きする。同モニュメントは、22年度にも回転部の駆動系の修理や塗装改修を行い、23年度以降に時期を見て清水駅東口広場に戻す考えだ。
 また、中高木の移植・撤去は、ソメイヨシノと河津桜の桜木11本を日本平運動公園に移植する。
 この他、キバナイペー7本、キンポウジュ11本、サルスベリ2本、モッコク1本、クロガネモチ1本があり、可能な限り園内での移植を行うが、現在、大きさや樹木の状態などによって移植か撤去かの選別を進めている。樹木の移植に適した12月、1月ごろの施工へ向けて発注を目指す。なお、日時計の撤去は修繕費で外注予定。
 東口公園は当初、新清水庁舎の移転が計画されていたが、庁舎移転計画の凍結に伴い、桜ケ丘病院移転用地として白羽の矢が立った。ただし、依然として残りの敷地を利用する形で、新清水庁舎の移転案も検討されており、残る約2400平方bの公園敷地の動向にも注目が集まる。



提供:建通新聞社
(2021/8/20)

建通新聞社 静岡支社