全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　七尾市は、老朽化が進む七尾東部中（藤野町）の大規模改修に伴う実施設計について、年内にとり取りまとめる方向で作業を進めている。来年度からの工事着手を視野に入れている。
　七尾東部中は１９９２（平成４）年に供用を開始した。施設規模は校舎がＲＣ造３階建て延べ７８２６・５１平方メートル、体育館ＲＣ造２階建て延べ２１１４・９６平方メートル、武道場Ｓ造平屋建て延べ５７３・３１平方メートル。外壁や屋上防水、設備機器などの経年劣化が進んでいるため、大規模改修を施すことで建物の長寿命化を図る。
　このほか工事では、照明のＬＥＤ（発光ダイオード）への取り換え、放送設備の更新、トイレ洋式化なども計画している。実施設計は沢井建築設計事務所（七尾市）が担当しており、履行期間は１２月２４日までとなっている。市は来年度から複数年での整備を予定している。
　市は学校施設の建物や設備などの老朽化対策を図るため、今年度から１０年間を計画期間とする長寿命化へ向けた個別施設計画を策定。今後は同計画に基づき、七尾東部中以外の学校についても順次更新整備に取り組む方針としている。