イオンモール(千葉市美浜区)は、豊川市に計画する「イオンモール豊川白鳥町」(仮称)新築工事に8月中に着手する。予定工期は2023年2月末で、オープンは同年3月になる見通し。
スズキ豊川工場跡地に進出する大型商業施設の規模は、当初計画案より縮小して整備する。建設地は豊川市白鳥町兎足1ノ16他。敷地面積13万3346平方bのうち、12万8024平方bに鉄骨造3階建て延べ11万5000平方bの施設を建設する。店舗面積は約8万5000平方bで、駐車場は約3800台分を確保する。
整地や外周工事を12月ごろまで行い、12月から本体工事に入る予定。9月には建設地東側に新設する出入り口の工事に着手する。完成すれば、東海地方で最大級の店舗となることから、最大で4000人規模の雇用が見込まれる。
設計は清水建設一級建築士事務所(東京都中央区)が担当し、施工も同社名古屋支店(名古屋市中区)が行う。
また、豊川市は大型商業施設の進出による周辺の渋滞対策に20年度から着手しており、店舗が開業する23年冬ごろまでに周辺道路の拡幅や右折レーンの新設、交差点改良などを行う。一方、市道篠束野口線から店舗へ侵入する新設交差点と右折帯などの工事は、イオンモール側が整備する。
提供:建通新聞社