トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2021/08/11

【新潟】新潟工科専門学校/建築界リードする人材育成/愛知産業大と併修校協定

 NSGグループの新潟工科専門学校(新潟市中央区長潟2−1−4 仁多見透校長)はこのほど、愛知産業大学(堀越哲美学長)と建築学科との併修校協定を締結し、建築業界をリードする人材育成に取り組んでいく。
 東日本エリア唯一となる、同大の通信教育部造形学部建築学科との協定により、現在、工科専門学校に設置されている、2級建築士試験(国家試験)の合格を目指す「建築士専攻科(1年制)」および1級建築士試験(国家試験)を目指す「1級建築士専攻科(2年制)」それぞれの在学期間をプラス1年延長し、大学併修カリキュラムを取り入れた「建築士専攻・大学併修コース(2年制)」および「1級建築士専攻・大学併修コース(3年制)」で建築士試験(国家試験)の合格に加え、大学(建築学科)卒業資格についても取得することが可能なコースを新設し、大学単体では実現できない学びが実現できるという。
 締結式では、仁多見校長がコロナ禍に触れながら「生活スタイルが変わり、建築に求められている期待は大きい。どんな時代の変化にも対応できる適応力が必要」との考えを強調するとともに、頻発化する自然災害などの情報収集力をポイントに挙げた。その上で職業、キャリア教育にまい進する決意を新たにし「実践的な即戦力、地域発展に貢献し最先端技術とビジョンを描き、国家資格取得を目指していく」と語った。愛知産業大学に対しては「学術、技術、芸術のアカデミックに多様性に富んだ教育がすばらしい」との認識を示した。続いて、通信教育部の木村光部長は「意義深く光栄。連携を密にカリキュラムを進めていく」と話し、広く学ぶ環境を充実させたい考えだ。同校は1992年に開校し、96年から通信教育を取り入れ、現在、建築学科は1300人に上る。

hokuriku