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　国道４１５号富山東バイパスの開通式は９日、富山市田畑の東富山跨線橋東側で富山市や市などの関係者約５０人が出席して執り行われた。
　冒頭、新田八朗知事が「国道４１５号は富山市環状道路の一部を担い、石川県羽咋市まで結ぶ本県の産業・経済を支える重要な幹線道路。富山東ＢＰの開通により安全で円滑な交通が確保されることに加え、富山市内の環状道路がすべて４車線でつながることから、特に富山市北部地域のさらなる発展に寄与するものと大いに期待している」と式辞し、「地域の安全・安心、成長・発展の基盤となる社会資本整備をこれからも計画的に進めていく」と述べた。
　来賓として北陸地方整備局の田村毅富山河川国道事務所長（局長代理）、田畑裕明衆議院議員、堂故茂、柴田巧の両参議院議員、五十嵐務県議会議長、藤井裕久富山市長が「交通が円滑化され、地域全体の活性化、交流促進につながる」などと順に祝辞を述べた。この後、テープカット、くす玉開披、富山東高校吹奏楽部による演奏が行われ、待望の開通を盛大に祝った。午後３時から一般供用された。
　富山東ＢＰの事業区間は、富山市森から下飯野地内の延長１８００メートル、幅員３２メートル。県は０１年度から事業着手し、１５年度に中田交差点より５００メートル区間、１８年度に東富山運動公園前交差点より５６０メートル区間で一部供用。今回、東富山跨線橋を含む７４０メートル区間の完成で全線開通した。総事業費は約１４０億円。東富山跨線橋は、あいの風とやま鉄道線をまたぐ橋長２５０メートル、幅員１６メートル。