社会福祉法人長岡福祉協会(長岡市深沢町字高寺2278−8 田宮崇理事長)は6日、「小千谷さくら病院新病棟整備事業施工業務」を公募型プロポーザル方式で公告した。
着工前に、工事費の縮減および工期短縮を図るための具体的な提案といった技術協力を求めるECI方式を採用。
申請書は20日、提案書を30日から10月29日まで受付。11月9日のプレゼンテーションを経て、30日に審査結果を通知し優先交渉権者を特定。実施設計完了時に契約を結ぶ。主な参加資格は2社による共同企業体とし、第1構成員は県入札参加資格名簿の建築一式の総合評点が1500点以上であり、延べ床面積5000平方メートル以上の病院の新築・改築工事の実績など。第2構成員は県内に本社を有し、総合評点1000点以上など。
計画によると、現在の一部病棟が築約40年を経過し老朽化が進んでいるほか、介護療養型医療施設が24年3月末で廃止されることから、入院患者が快適で効果的な療養環境を整備するとともに、合理的で効率的な職場環境を整備した新病棟を整備するもの。
建設規模はRC造3階建てPH1階延べ4827平方メートル(建築面積1663平方メートル)とし、既存建物との別棟、同一棟は選択可能。今工事には敷地内の埋設管整理および既存取壊し建物(デイケア棟、機能訓練棟)の設備、電気切り離し、取壊し、既存駐車場と車通路復旧などが含まれている。工事費は15億7700万円(取壊し、外壁アスベストなど含む)。場所は小千谷市小粟田2732番地内の一部(敷地面積約3万2440平方メートル)。工期は新病棟を22年3月または第1期既存取壊しを含め23年4月末までに供用開始とする。
設計は、高田建築設計事務所(長岡市摂田屋5丁目)が担当している。