津市は、中勢グリーンパークにPark―PFI(公募設置管理制度)を導入するため、民間事業者の提案を募集した結果、中勢GP未来会議を設置等予定者に選定した。構成法人は宝輪(鈴鹿市)、浅井農園(津市)、イケダアクト(鈴鹿市)。公募設置等計画の認定と基本協定を10月までに締結し、設計を2022年3月までにまとめる。4月から工事に着手し、23年4月の供用開始を予定している。運営期間の上限は20年だが、期間の延長も可能としている。
中勢グリーンパーク(あのつ台5)は、市民の健康増進・憩い・交流の場として整備を進めており、計画面積約28・3fのうち約14・5fを開園している。近年、都市公園整備での交付金予算の確保が難しくなっていることから計画的な整備が進んでいない。このため、基盤整備は済んでいるが未開園のエリア(約1・7f)の開園に向けてPark―PFIを導入することとなった。
計画では、飲食施設などの「公募対象公園施設」と管理棟、日陰施設などの「特定公園施設」を整備する。
公募対象公園施設は飲食施設以外の施設も提案可能とする。飲食施設の要求水準は、規模が自由で店内に客席を10席以上設けること。
特定公園施設の必須施設は管理棟と日陰施設、芝そりゲレンデ、トイレ。これらに加えて園路、広場、各種施設などの整備も検討する。
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建通新聞社