第2次富山市総合計画後期基本計画(22−26年度)の策定に係る富山市総合計画審議会が5日、市役所で第1回全体会および部会を開き、市側が水橋地区統合小・中学校整備など167事業を盛り込んだ同計画案を諮問、本格審議に入った。
議事に先立ち、あいさつに立った藤井裕久市長は「路面電車南北接続に伴う南北市街地の一体化やSociety5・0の到来、相次ぐ自然災害の発生、新型コロナウイルス感染症拡大など、市勢を取り巻く社会情勢の変化に柔軟かつ的確に対応することが求められる」とした上で、市民が質の高い生活を送れるよう「基本計画の策定にあたっては、各委員がそれぞれの立場からきたんのない意見や提言を」と求めた。審議会会長に高木繁雄富山商工会議所会頭、会長職務代理者には北岡勝自治振興連絡協議会会長が就任。藤井市長が諮問書を北岡会長職務代理者に手渡した。
今後は第1回部会(人材・暮らし、都市・環境、活力・交流、協働・連携)で審議した諮問案をとりまとめ、9月下旬の第2回部会で審議し、10月中旬に答申案をまとめる調整部会を開く。11月上旬には第2回全体会で答申案をとりまとめ、中旬に市長に答申する。市議会12月定例会での議決を経て決定となる。
計画案に示された主な事業は次の通り。
▽学校再編推進事業
▽(新)水橋地区統合小・中学校整備事業
▽(新)学校施設長寿命化対策事業
▽(新)農村地域防災減災事業
▽橋梁維持補修事業・トンネル等保全事業
▽公共下水道(汚水)の改築
▽城址公園(松川周辺エリア)整備事業
▽(新)ブールバール等再整備事業
▽(新)くすり関連施設整備事業
▽(新)社会インフラマネジメント推進事業
▽(新)都市機能立地促進事業
▽(新)地域循環共生圏構築事業