滋賀県湖北農業農村振興事務所は、管内の土地改良事業で、新たに21年度(令和3年度)の事業採択に向けて、野村地区(長浜市野村町)における「経営体育成基盤整備事業」の準備を進めている。総事業費は約1億9200万円で、事業年度は21〜25(令和3〜7)年度の5ヵ年。
野村地区の田46・1fを対象とした経営体育成基盤整備の事業計画では、農地集積の加速化や農業の高付加価値化等を推進することを目的に、農業水利施設の更新および区画整理を実施。8月23日まで縦覧・9月7日まで審査手続きを受け付ける土地改良法に基づく手続きが順調にいけば、9月にも決定公告から21年度(令和3年度)県営事業として新規採択され、同月中にも湖北農振から詳細設計が発注される見通し。詳細設計は年度内にも完了、22年度(令和4年度)にも整地工・用水路工事などの初弾工事を発注・着工し、施工は25年度(令和7年度)までの4ヵ年で行われる計画。
整備を予定するのは、受益面積46・1fにおける、老朽化の著しい既設用水路の更新整備(開渠工延長6・321q、2次製品水路BF200〜500、現場打ち水路500×300〜1000×700)と田4・1fの簡易区画整理工(畦畔除去・表土整地)。
「野村地区」の経営体育成基盤整備事業では、生産効率を高め競争力ある「攻めの農業」に向け、担い手への農地集積の加速化や農業の高付加価値化を推進することを目的として、農業水利施設の更新および区画整理を行い、併せて必要な土地改良事業を総合的かつ集中的に実施する。
提供:滋賀産業新聞