県農林水産部畜産課は、7月28日に開札した「旧農林総合研究センター砂地試験地における測量業務委託」の一般競争入札の結果を公表した。6者が参加し、つくも(大網白里市大網652―3)が予定価格538万1581円(消費税抜き)に対し415万円(同)で落札。旧農林総合研究センター砂地試験地において計画している「基幹家畜保健衛生所建築工事」に必要な基準点測量、地形測量、用地測量を実施する。
委託場所は匝瑳市今泉7738地先。地積は1万1226u。履行期限は11月30日。
業務内容は▽基準点測量(3級基準点測量2点、4級基準点測量4点)▽現地測量▽路線測量(現地踏査0・14q、中心線測量0・14q、仮BM設置測量0・60q、縦断測量0・14q、横断測量0・14q等)▽用地測量(公図等の転写、地籍測量図転写、土地の登記記録調査、公図等転写連続図作成、復元測量、補助基準点の設置、境界点間測量、用地実測図原図作成、用地平面図作成各1・20ha)――など。
基幹家畜保健衛生所は、県内の家畜農家が集中する香取・海匝地域の防疫活動体制を強化するため、老朽化が進む東部家畜保健衛生所・北部家畜保健衛生所・中央家畜保健衛生所佐倉支所を統合する形で、新たに建設するもの。
建物は本館棟、解剖棟、倉庫棟、車庫棟、鶏小屋で構成。建物は、本館棟がRC造4階建て延べ2093u、解剖棟がS造平屋建て延べ約326u、倉庫棟がS造平屋建て延べ約448u、車庫棟がS造平屋建て延べ約164u、鶏小屋が木造平屋建て延べ約12uの計画。
実施設計業務については、県県土整備部営繕課が簡易公募型指名競争入札により千都建築設計事務所(千葉市美浜区3―1―2)に委託。落札額は7500万円(消費税抜き)だった。履行期限は2022年3月18日。
22〜24年度に工事を実施し、24年度内の供用開始を目指す。工事費は約27億円(消費税込み)を見込む。