日本特殊陶業(名古屋市瑞穂区高辻町14ノ18)は、栄地区に本社機能を移転する。移転時期は2022年4月をめどとしている。移転後の本社跡地の活用については「スケジュールや方向性も含めて未定」としており、今後の動きが注目される。
本社建物は1957年に竣工しており、老朽化が進んでいるため移転することを決めた。本社の敷地面積は約2万8000平方bで、敷地内にはグループ企業も入居している。敷地内には2020年度末時点で約800人が従事している。
移転先は、清水建設名古屋支店の施工で建設中の、アーバンネット名古屋ネクスタビル(名古屋市東区)の16〜19階。本社の社員約500人が入居する。同社は、30年までを期間とする長期経営計画で事業ポートフォリオを転換するとしている。これには新しい働き方の実現が必要としており、移転先でフリーアドレスの実施やリモートワークの推進するとした。
提供:建通新聞社