アルミ製品大手のSUS(本社・静岡市駿河区南町、石田保夫代表取締役社長)が金沢市北陽台の金沢テクノパーク内で計画する新サービス拠点施設建設工事は、戸田建設が受注した。4日に地鎮祭が行われる。
金沢市古府3丁目にあるサービス拠点施設「iDshop金沢」を移転拡張し、供給能力を約4倍に引き上げる計画。施設は延床面積1571平方メートル(建築面積1382平方メートル)で、現在の約4倍の広さとなる。場所は北陽台2―4―2で、敷地面積は3373平方メートル。設計は一級建築士事務所設計室(横浜市)が担当。22年4月の稼働を予定する。
同社は、自動車や電子電機関連などの製造業向けに、生産設備部材としてアルミフレームやパネルを供給。近年、製造業の国内回帰と設備投資需要を受け、国内販売網の強化を進めている。金沢の拠点は北陸3県を販売エリアとし、北陸新幹線敦賀開業で製造業の成長が期待できることから移転による拡張を決めた。
2019年4月に市とテクノパークの分譲契約を結んでいた。