徳島県は「awa アワー project(徳島文化芸術ホール(仮称)整備事業)」の公募型プロポーザルによる一次審査を行い、設計に関わる事業者として6者を選定した。
選定した事業者(作品名)は▽一級建築士事務所UAO「地域の絆を編み直す公園≠フような普段着の芸術文化施設」▽梓設計関西支社一級建築士事務所・一級建築士事務所藤本壮介建築設計事務所共同企業体「様々な活動を巻き込み、文化の多様性を育む『うずしおホール』」▽一級建築士事務所石上純也建築設計事務所「舞うように集まる」▽昭和設計・團紀彦建築設計事務所一級建築士事務所共同企業体「AWA artgarden つながるみんなの舞台」▽久米設計大阪支社・一級建築士事務所内藤廣建築設計事務所共同企業体「新しい公共建築を生み出すために」▽SALHAUS一級建築士事務所「広場のようなホール/ホールのような広場」―。
一次審査は26者を対象に実施し6者を選定した。6者は今後、建設企業や工事監理企業とともに「拡大共同企業体」を組織する。
二次審査の参加表明書受付期間は8月16日まで。二次審査書類(技術提案書)を8月23日〜9月9日に受け付け、9月18〜19日に二次審査を行い、優先交渉権者を決定する。その後、9月下旬から見積もり合わせを行い、10月上旬から基本設計・実施設計を進める。
建設するのは大ホール棟とコモン棟(第1工区)、小ホール棟(第2工区)、付属施設として駐車場、駐輪場、外構(第3工区)など。敷地面積は1万9004平方bで、着工は大ホール棟とコモン棟が2023年4月、小ホール棟が24年2月。大ホールの開館は26年8月、小ホールの開館は27年3月。事業費参考価格(上限、税込み)は、設計と工事監理などが11・5億円、工事(地盤改良、外構、駐車場を含む)が194億円。
提供:建通新聞社