建通新聞社(神奈川)
2021/07/30
【神奈川】県平塚土木 TW大神内の道路整備
神奈川県平塚土木事務所は、平塚市内のツインシティ大神地区の道路整備事業として、県道410号(湘南台大神)と国道129号の整備を進めている。2021年度は同地区内を横断し相模川対岸の寒川町倉見地区を結ぶ橋梁の予備設計などを委託する。この他、国道129号の電線地中化や水路工なども21年度中に予定。8月下旬をめどに順次発注していく意向だ。
相模川右岸で進んでいるツインシティ大神地区の土地区画整理事業区域内では、区域東側を横断するかちで県道416号、厚木市境から平塚市街地に向けて縦貫する国道129号の整備を県担当で取り組んでいる。
県道410号上の相模川に架かる橋梁については、予備設計の他に同橋と接続する取り付け道路などの予備修正設計をまとめる。履行期間は約10カ月で、21年度末までに予備設計を固める方針で委託準備を進めている。また、21年度の同線工事については、道路改良工が公告済みとなっている。
国道129号整備については、年度当初の発注見通しでは交通安全施設等整備工事として水路工2件と、電線地中化促進工事2件を予定。8月下旬をめどに順次発注していく方針で準備、検討を行っている。
水路工は既存用水路の切り替えに伴い、新水路としてボックスカルバート整備を進めており、21年度は厚木市境と平塚市街地側の区域南端2カ所の工事をそれぞれ発注する。
新水路の内径は幅1500_×深さ1200_。工事延長は厚木市側が約20b、区画南端が検討中。
21年度の電線地中化促進は20年度実施分の逆側となる道路西側で、特殊部や管路などを埋設する電線類地中化工事を予定。工事延長は約440bを見込んでいるが発注本数などを含め検討、調整を進めている。
設計はコーセツコンサルタント(横浜市神奈川区)が担当。
平塚市大神地区で行われているツインシティのまちづくりは、東海道新幹線新駅を誘致している寒川町倉見地区と相模川を挟んだ大神地区を新たな道路橋で結び、相模川の東西両地区が一体となった環境共生都市を形成することを目指し、土地区画整理事業が進んでいる。
平塚市では68・8fにおよぶ大神地区を市総合計画などにおいて市の「北の核」に位置付け、組合施行の区画整理事業に合わせて下水道整備を担当している。提供:建通新聞社