金沢市は29日、一般社団法人石川県交通安全施設業協会と「道路及び河川における安全施設の維持管理に関する協力協定」を締結した。
同協定は、道路や河川に設置されている標識や防護柵、車止め、反射鏡などの安全施設の点検調査および予防保全型の維持管理について、専門業者の知識や技術を活用しながら連携して取り組もうというもの。
活動内容として、安全施設の適切な維持管理の実施により、危険個所の早期発見と迅速な修繕を目指す。点検調査の結果、損傷が著しく危険な場合は市の基準に基づいて速やかに修繕工事を発注する。安全意識の向上へ、協会員らに市や地域の安全活動への参加協力の呼び掛けも行う。
市役所で行われた締結式には、市側から山野之義市長や坂本敦志土木局長ら、協会側から岡部裕樹会長(岡部企画代表取締役)、瀬戸勝功副会長(アドライナー代表取締役)、廣川佳正理事(スタンドアドサービス代表取締役)が出席。山野市長と岡部会長が協定書に署名、押印した。
山野市長は「この協定が市民の皆さんが安心して生活できるための大きな縁(よすが)になることを心から期待する」と感謝し、岡部会長は「プロの目としてしっかりと調査し、市民の安全と安心を守っていくことに少しでも貢献したい」と抱負を述べた。