竜王町は、総合運動公園内に計画しているボルダリングウォール整備事業について、公園内にあるレストハウスを活用し、簡易的なウォールを設置する計画から、新たにボルダリングジム専用施設を建設し本格的なウォールを設置することに変更したと明らかにした。
整備場所は、公園内にある健康づくり交流施設「ふれあいプラザ」横の空き地。そこを整地し、新たな施設を建設する。現在、内容や事業規模の検討及び概算事業費の算出等を行う実施設計業務を、水原建築設計事務所(彦根市)に委託し進めているところから具体的な規模等は未確定であるが、おおよそ、S造平屋建、350平方b程度の施設となる見通しで、大人から子供まで楽しめるボルダリングウォールを各所に設置する模様。
工事については、9月頃に発注予定で年度内の完成を目指す。建設後、内部にウォールを設置することや休憩所を設けるなどといった設備整備を行うことから、供用開始はそれらが完了し次第としている。
スポーツクライミングは、自然の岩場での冒険的な挑戦(フリークライミング)が時代とともに進化していく中で、純粋にそのスポーツ性を強調したもの。現在では多くの世界大会で日本人選手が活躍している。
町では既に、子ども達がボルダリングに親しむ機会にと、運動公園施設の指定管理者・竜王町地域振興事業団がドラゴンハットに、また、日新産業梶i栗東市)の寄贈で町立幼稚園2園に、町が小学校2校に、それぞれ高さ約2bのクライミングウォールを過年度に設置している。
提供:滋賀産業新聞