キユーピー(東京都渋谷区渋谷1ノ4ノ13)は、豊田市の挙母工場を2023年末をめどに閉鎖すると発表した。跡地については「今後、有効な活用方法を検討する」としている。現工場は、経年劣化が著しいことから解体することとなりそうだ。
規模は鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て延べ約2万5000平方b。建築面積は約1万1000平方b。同工場は1958年に設立した。現存するキユーピーの工場としては一番古く、経年劣化が進み、維持コストに課題があった。
所在地は豊田市日南町2ノ1。敷地面積は3万8656平方b。
同工場で生産していた各製品は、泉佐野工場(大阪府泉佐野市)や神戸工場(神戸市)などで生産することになる。
キユーピーは、2021〜24年度を計画期間とする中期経営計画で、「持続的成長を実現する体質への転換」をテーマに設定。これに基づき国内生産拠点の最適化を進めるとしており、挙母工場の閉鎖はこの一環といえそうだ。
提供:建通新聞社