名古屋鉄道(名古屋市中村区名駅1ノ2ノ4)は、名古屋鉄道神宮前駅西側の「神宮前駅西ビル」の解体に、8月上旬から着手する。工期は約2年間を想定。跡地に建設する予定の再開発ビルについては、観光客などをターゲットとした施設などを構想しているものの「今後、検討の中で具体化させる」とした。
既存ビルの規模は鉄骨鉄筋コンクリート造8階建て延べ2万7149平方b。解体は熱田神宮への動線を確保しながら行う。施工は矢作建設工業(名古屋市東区)が担当する。
跡地に建設する再開発ビルは「おとなの行きたいまち」がコンセプト。駅東側に商業施設「ミュープラット神宮前」、賃貸マンション「メリヴ神宮前」など生活拠点となる施設を整備したのに対し、駅西側では観光客に向けた施設の建設を検討している。
神宮前駅の北側(熱田神宮駅前地区)では、今年3月に権利者中心の勉強会が立ち上がった。神宮前駅の再開発と併せ、熱田神宮の門前町にふさわしいまちづくりが期待されている。
提供:建通新聞社