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建通新聞社(中部)
2021/07/26

【三重】四日市市 中心市街地拠点施設整備基本計画策定支援を日建設計へ

 四日市市は、「中心市街地拠点施設整備基本計画策定支援業務」の委託先を決めるため、公募型プロポーザル方式で事業者を募集して審査した結果、日建設計名古屋オフィス(名古屋市中区)を候補者に選定した。近鉄四日市駅前に計画されている民間施設内に、新図書館を核とする拠点施設を整備する。
 整備予定地は、諏訪栄町6ノ4の商業施設「スターアイランド」跡地で、敷地面積は3520平方b。現在は既存施設の解体工事が完了している。用途地域は商業地域。建ぺい率80%、容積率600%。
 近鉄不動産(大阪市阿倍野区)が土地を所有しており、拠点施設整備に向けて、市は同社を傘下に置く近鉄グループホールディングスとの協議を進めている。建物の建設工事は民間事業者が担当し、定期借地権付き区分所有建物として、図書館などの占有床部分を市が購入する見通し。
 拠点施設は複数フロアで構成し、図書館機能の延べ床面積は6800平方b、交流施設機能は3300平方b、共用スペースは1880平方bを想定する。
 同業務では、民間施設との整合を図りながら建築計画、事業手法、資金計画、事業スケジュールなどを検討し、関係機関との協議資料を作成する。履行期間は2022年3月31日まで。
 現在の市立図書館は1973年に建設され、老朽化が進んでいる。規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3925平方b。所在地は久保田1ノ2ノ42。
 プロポーザルの参加者は1者だった。

提供:建通新聞社