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建設経済新聞社
2021/07/26

【京都】京都三条河原町PJを構想 ホテル・教会9F2B、延2万7000u 中京区

 宗教法人カトリック京都司教区(代表役員大塚喜直氏、京都市中京区河原町通三条上る下丸屋町423)、東京建物梶i執行役員ホテル事業部長高橋浩氏、東京都中央区八重洲1丁目4−16東京建物八重洲ビル)は、京都市中京区にホテル・教会を建設する「(仮称)京都三条河原町PJ」を構想している。
 計画地は、京都市中京区河原町通二条下る二丁目下丸屋町416、418−1、418−4、423−1、423−2。京都市中京区河原町通三条上る恵比須町426、426−1、426−2、426−3の土地5050・55u。京都ロイヤルホテル&スパの跡地および既存のカトリック河原町教会の敷地。
 ホテルを新築し、教会を増築する。計画規模は地下2階地上9階建(高さ約31m)、延約2万7000u(建築面積約2800u)。内訳は▽ホテル=約2万5800u▽教会=約1200u(既存部分除く)−。既存部分は延約1500u(建築面積約680u)。合計は延約2万8500u(建築面積約3480u)となる。
 ホテルには1階にロビー、レストランなど、2〜9階に客室(約315室)などを収容。地階はバックヤードなど。教会(増築)は地下2階地上1階建。敷地内にはホテル側(北)に車寄せ、荷捌、緑地など。教会側(南)に前庭、駐車スペースなどを配置する。
 開発地域は「京都市持続可能な都市構築プラン」における広域拠点エリアに位置しており、ホテル施設として周辺観光スポットの案内等をはじめ、利用客へのサービスを通じ地域の観光業活性化に貢献していく。
 3面に接道する敷地で、カトリック河原町教会と共存する特徴ある敷地条件のもと、それぞれの建物用途・機能に合わせて良好な景観形成に努める。
 主な設備機器を屋上に集約し、近隣への騒音に配慮するとともに、ごみ置き場は建物内とする。外構には街並みに配慮した落ち着いた照明計画で、近隣の住環境に配慮する。
 客室は2階以上に集約し、障子、遮光ブラインド等による視線制御に配慮して、観望防止に配慮。来客者、一般通行車両、業務用車両の動線を分離して、出入口を集約することで、交通安全対策に配慮する。
 コンサルは竹中工務店大阪一級建築士事務所(大阪市中央区・06−6263−9764)。フォーエバーサンクス(大阪市中央区・06−6267−3500)が参画。
 現地では「(仮称)京都三条河原町PJ既存建物解体工事」が竹中工務店京都支店(京都市中京区・075−801−2131)の施工により9月末頃の完了予定で進められている。