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建通新聞社四国
2021/07/21

【徳島】マリンピア沖洲ごみ施設 日量396tで検討

 徳島市が計画している、マリンピア沖洲への広域ごみ処理施設建設(一般廃棄物中間処理施設整備事業)で、新しく整備する施設として、前計画地(同市飯谷町)を例に熱回収施設(焼却施設、最大日量396d、ストーカ式3炉)、リサイクルセンター(日量70d)、環境学習施設などの概要が明らかになった。
 建設予定地はマリンピア沖洲の徳島市北部浄化センター敷地約4・8f。ストーカ炉はごみを850度以上の高温で加熱する方式で、溶融処理方式と比べてCO2排出量が少なく、維持管理の経済性に優れる。焼却熱を回収して高効率発電を行う。
 施設には焼却炉、プラットホーム、ごみピット、ごみクレーン、空気余熱器、1次・2次押込送風機、主灰ピット、ボイラー、ろ過集じん器、飛灰処理装置、飛灰処理物ピット、排ガス再循環送風機、誘引送風機、触媒反応炉塔、煙突、高圧・低圧蒸気だめ、蒸気タービン発電機、蒸気復水器などを配置する。
 施設完成までの手続きと期間は、整備計画策定と環境影響評価に4年、土地造成に1〜1年半、施設建設は設計・施工で4年〜4年半と、完成まで約10年を見込んでいる。
提供:建通新聞社