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鹿児島建設新聞
2021/07/21

【鹿児島】九州地整 21年度工事成績優秀企業県内認定 過去最多の35社

 国土交通省九州地方整備局はきょう21日、土木関係の2021年度工事成績優秀企業と評定企業ランキングを発表する。優秀企業は、過去2カ年の工事成績評定平均点が80点以上(端数処理等で対象外あり)であることが条件で、今回は過去最多だった前年度(126社)を大きく上回る187社を認定。県内からも35社が入り、最多を更新した。 

 優秀企業は、19〜20年度に完成した土木工事成績評定結果(実績3件以上、港湾空港関係除く)の平均点による「工事成績評定企業ランキング」に基づいて選定。平均点80点以上は管内で224社あり、その中から基準を満たした187社を認定した。最高点は83点で、福岡市の企業1社のみだった。 
 県内企業では、2位の82点に有迫組、加覧組、徳澤建設の3社がランクイン。ほか81点(25位)に19社、80点(129位)には16社が入った。優秀企業の前提条件となる80点以上は計38社となったが、端数処理等(小数第1位を四捨五入)の関係で3社が対象から外れ、35社が認定を受けた。以下、79点が3社、78点は2社だった。 


■3社が5年連続 

 優秀企業に関する直近10カ年(12年度以降)の推移をみると、県内企業の認定数は九州全体に比例して増加基調を継続。今回は前年度(21社)から14社増えて35社となり、総数に占める割合も18.7%と過去最高を更新した。 
 今回認定を受けた企業のうち、5年連続で入ったのは肝付土建、コーアツ工業、渡辺組の3社。このほか、4年連続が有迫組、徳澤建設、島津建設、山之口建設の4社、3年連続はこうかき建設と二渡建設の2社だった。 
 優秀企業には、@認定ロゴマークの使用A中間技術検査の減免B総合評価落札方式の評価項目として活用−などの優遇措置を適用。有効期間は8月〜22年7月の1年間となる。 
 認定書の授与は27日午後1時30分から、福岡市の福岡第二合同庁舎で行われる。  

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