建通新聞社(神奈川)
2021/07/21
【神奈川】川崎市 入江崎西系水処理施設耐震化へ設計
川崎市上下水道局は、入江崎水処理センター西系水処理施設の耐震化に向けて、西系塩素混和池、放流渠、導水渠の実施設計に取り掛かる。同時に、これらの施設の設置に当たり、支障となる旧西系水処理施設などの撤去詳細設計を進める。併せて、旧管理棟撤去に伴う旧管理棟電気室移設の詳細設計、老朽化した東系高架水槽移設の詳細設計を実施する。このため、「入江崎水処理センター実施設計委託その33」をオリジナル設計神奈川営業所(横浜市港北区)に1億3718万1600円で委託した。履行期間は2024年3月15日まで。
この設計成果を基に工事を発注するため、設計成果は10月末、22年2月末、22年11月末、23年11月末の4期に分けてとりまとめる。
設計対象は、入江崎水処理センター(川崎区塩浜3ノ17ノ1)のうち、▽西系塩素混和池(鉄筋コンクリート造)▽放流渠(開削工法、1200_以上、延長7b)▽放流人孔(鉄筋コンクリート造)▽西系放流渠(推進工法、中大口径、延長145b)▽流出渠(推進工法、中大口径、内径1800_、延長20b)▽特殊人孔(鉄筋コンクリート造)▽導水渠(開削工法、内径1800_、延長126b)▽西系流出渠(増設)(鉄筋コンクリート造)―の実施設計と、吐口の耐震補強実施設計など。ただし、旧管理棟躯体と(稼働中電気室を除く)既設設備の撤去に係る詳細設計は今回の業務対象外。
供用中の施設を改築するもののため、既存施設の機能確保を前提とし、施工段階ごとの運転制御、機能の確保(仮設を含む)、維持管理体制を考慮して実施設計を行う。
終末処理場の撤去詳細設計は、▽脱臭棟(鉄筋コンクリート造平屋延べ316平方b▽計量槽(鉄筋コンクリート造)▽高架タンク(鉄筋コンクリート造)▽管理公舎(鉄筋コンクリート造4階建て)▽地下連絡廊―を対象とする。提供:建通新聞社