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西日本建設新聞社
2021/07/21

【熊本】規模はRC造3階建2718m2 天草市恐竜の島博物館建て替え



 天草市が建て替えリニューアルを進める「御所浦恐竜の島博物館」の詳細が分かった。規模はRC造3階建延べ2718平方bで、1階から2階にかけて常設展示や企画展示などの博物館機能、3階にコミュニティセンターや展望テラスの交流機能を持たせる計画だ。
 既存の御所浦白亜紀資料館は、1997年に天草で初めて恐竜等の化石が見つかったことから、同年7月に御所浦地区コミュニティセンター内の一角に開設した。
 十分な展示・研究スペースが確保できず、展示の更新性や来訪者の利便性が課題となっているため、更なる交流人口の拡大、御所浦地域の振興を目指し、博物館や交流拠点としての機能を持った施設へと建て替える。
 新博物館は、RC造3階建延べ2718平方bの規模で現地建て替え。主な機能として1階に常設展示室、企画展示室、情報発信コーナー、化石クリーニング室、2階に常設展示室、研究室、収蔵庫、3階にコミュニティセンター、展望テラスなどを配置する。
 また1階から2階の中央は吹き抜けになっており、大型標本を3、4体展示する計画だという。設計は、建築が梓設計、展示が丹青社。
 設計・調査等を除いた事業費は約15億7000万円(本体12億円、展示1億7600万円、備品購入・映像制作等1億1206万円他)。6月補正予算で、既存資料館の解体工事費5000万円を予算化するとともに、14億1100万円の債務負担行為(2022〜23年度)を設定した。
 11月頃から解体に着手し、本体工事は12月頃の発注、21年2月契約、4月着工を目指している。23年10月供用開始予定。

提供:西日本建設新聞社
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