平井伸治知事は19日、国交省中国地方整備局の多田智局長と県庁で対談し、高速道路ネットワークの整備や重要港湾・鳥取港と境港の機能強化などを要望した。
今月12日にかけての大雨を踏まえ、平井知事は「今回の災害を受けて一日も早い復旧のためには高速道路ネットワークが欠かせない」と説明。米子―境港間や山陰近畿自動車道鳥取―覚寺(南北線)を中心にミッシングリンク解消を訴えた。
これに対し、多田局長は米子―境港間について「港湾とインターチェンジを結ぶ道路は必要」とし、早期の事業化に協力する姿勢を見せた。
また、港湾計画が改訂された境港では、平井知事がコンテナ船の大型化や貨物量の増加に対応したふ頭整備、鳥取港は度重なる航路埋塞を解消する西浜航路への切り替えに関連した整備を促進するよう求めた。
このほか平井知事は米子道4車線化をはじめ、山陰道北条道路の二つのインターチェンジ(大栄IC、はわいIC)にアクセスする県道の事業化に謝辞を述べた。
対談には中国地整の中島靖副局長、西澤賢太郎企画部長らも同席した。
日刊建設工業新聞