フットサルのFリーグ1部に加盟する名古屋オーシャンズ(蟹江町宝4ノ111)は、知多市での専用トレーニングセンター建設工事に、7月21日から着手する。2022年4月に完成後、すぐにオープンする予定だ。
新施設は知多市緑町12ノ3地内、愛知県サッカー協会(名古屋市瑞穂区)の愛知県フットボールセンター知多に隣接する形で建設する。敷地面積は1万1840平方b。敷地内には屋内コート1面やクラブハウスを備えた鉄骨造2階建てのアリーナ棟の他、人工芝の屋外コート3面、管理棟などを整備していく。
このうち、アリーナ棟について担当者は「海外の最先端のアリーナ(体育館)を参考にした」と話しており、具体例としてスペインのFCバルセロナの施設を挙げた。設計は堀内建築研究所(名古屋市名東区)が担当。施工は二友組(名古屋市名東区)が担う。
オープン後、屋内コートは同クラブのトップ、サテライト、アカデミーが練習で使用する。集客スペースを整備しないためFリーグなどリーグ戦は開催しないが、愛知県および東海フットサルリーグの試合会場に使用する予定。また、屋外コートは知多市との部活支援事業、レンタル事業などにも活用する方針。
知多市の宮島壽男市長は本紙に対し、今回の施設整備について「サッカーやフットサルが盛んなまちとして多くの市民がスポーツに親しんでくれれば」とコメント。朝倉駅周辺整備事業と合わせ、にぎわい創出に大きな期待を寄せた。
提供:建通新聞社